症例報告(膝の痛み)
こんにちは。
奈良王寺てらだ整体院の寺田です。
本日はシンプルな膝の痛みです。
今回のテーマに決めた理由は
治療中、患者さんとの会話の中でもよく
「〇〇さんが膝痛そうにしてる」
「近所に階段を辛そうに昇ってる人がいる」
「家族に痛みを抱えている人がいる」
など、膝の痛みで苦しむ方は思った以上に回りにいてるようです。
あなたの周りにも膝の痛みで悩んでいる人、一人はいるのではないでしょうか?もしかしたら当事者かもしれませんが…
そもそも膝の痛みを抱えている人は全国でおよそ3000万人(予備軍も含む)と言われています。
これは約4人に1人が膝の痛みを抱えてるという計算になります。
このような理由から本日は膝の痛みを抱えた方をピックアップしてみました!
では早速、症例報告へと移っていきます。
クライアント
50代女性 仕事は調理補助
既往歴:特になし 病院での膝にも異常はなし
症状:階段の昇り降りが激痛、しゃがむ事ができない。歩くときの痛みが出る。
痛みがある場所に熱感・腫れはなし。
この方の原因は足の裏、特に足指の人差し指に筋膜の癒着があることが原因で膝の痛みを起こしていました。
この筋膜の癒着が膝周囲の筋膜を引っ張りつけてしまい膝の曲げ伸ばし動作に関わる動きで痛みを誘発していた、ということになります。
また筋膜の癒着を作ってしまった原因が普段履いているクツに問題があったのです。
それはスリッポンと呼ばれるクツで靴ひものないタイプのものです。
このスリッポンを日常的に履くとクツの中で足指が固定されないため「あそび」を作ってしまいその「あそび」によって筋膜にシワが生まれその繰り返しによって癒着をしてしまうのです。
この方はクツを変えてもらうだけで劇的に痛みが取れました。
もちろん筋膜の癒着をはがすことも必要ですが、癒着をつくってしまう日常のクセを取り除くこともとても大切です。
著者:寺田宗司(てらだそうじ) 昭和63年3月27日生
資格:鍼灸師 鍼灸教員免許
大阪医療技術学園 鍼灸学科卒業 明治東洋医学院 鍼灸教員養成科修了
在学中は整形外科にて術後のリハビリや慢性疼痛に対するリハビリ業務を行い
学校卒業後、中国人医師主宰の鍼灸院で2年間修業(脳神経疾患・各種神経疾患を中心に治療)
他にも、東京の漢方クリニックで東洋医学を学びより医学の見識を深める。
その後、某整体院で代理院長を3年間経験し、年間200症例以上の患者さんを診る。
その経験を基に2024年1月~奈良王寺てらだ整体院を開院。
雑誌掲載多数あり!