症例報告(介護仕事で続く慢性腰痛)

こんにちは。

奈良王寺てらだ整体院の寺田です。

 

本日は慢性腰痛の中でも、介護の仕事で発生した腰痛についてお話します。

 

昨今の超高齢化社会で高齢者の増加率は目覚ましく「介護」というものは必要不可欠のものであり、介護職に従事される方も年々増えています。

 

その介護の仕事をされている方のほとんどの方が腰に何らかの症状を抱えているのではないでしょうか?

 

今日ご紹介するクライアント様も長年の介護職の中で腰痛を抱えており当院に来院されました。この方は当院に来るまでに鍼を受けたり整体を受けたりしたようですが、一向に良くならずに悩んでおられました。

では、
なぜ?しっかりとした治療を受けていたにも関わらず腰痛が改善しなかったのか。
解説していきますね。

 

既往歴:腰ヘルニア

症状:ずきっと痛い、痛みがキツイときは歩けないほどの痛み、前かがみはできない

 

この方の原因は胸椎5番のねじれ・ズレが影響して腰椎の動きに負荷がかかっている状態でした。

そのため動作の度に腰椎へ負荷がかかりやすくなっていました。特にこのようなズレの場合は前屈動作をするとより回旋力(ねじれ)がキツクなるため介護のような前屈動作が多い仕事では痛みが激しく出現しやすい状態です。

また胸椎の5番にズレが出来た理由は普段の仕事で前かがみやしゃがみ込んだりする動作によって指先重心が過多になり指ズレから胸椎ズレへとつながったことが根本的な原因でした。

では次に治療ですが、
まずはこのズレを取り除かないと腰の痛みを取ることはできないためはじめの5回ほどの施術でズレを正しました。

その後ズレが戻る事のない安定した状態へとなったため、6回目からは2ヵ月に1回のメンテナンスで問題なく生活できています。

 

以上が今回の症例報告ですが、
今回のクライアント様は筋肉の緊張が原因で腰痛になったのではなく、胸椎のズレに起因する痛みだったのでほぐすような施術は全く効果がなかったのです。

 

もし、今回の記事を読んでおられる方の中でほぐして全く治らない痛みを抱えているのであればこのようなズレが原因かもしれません。

気になることがございましたら一度ご相談くださいね。

 

 

著者:寺田宗司(てらだそうじ) 昭和63年3月27日生

資格:鍼灸師 鍼灸教員免許

大阪医療技術学園 鍼灸学科卒業 明治東洋医学院 鍼灸教員養成科修了

在学中は整形外科にて術後のリハビリや慢性疼痛に対するリハビリ業務を行い

学校卒業後、中国人医師主宰の鍼灸院で2年間修業(脳神経疾患・各種神経疾患を中心に治療)

他にも、東京の漢方クリニックで東洋医学を学びより医学の見識を深める。

その後、某整体院で代理院長を3年間経験し、年間200症例以上の患者さんを診る。

その経験を基に2024年1月~奈良王寺てらだ整体院を開院。

雑誌掲載多数あり!

 

 

 

 

 

 

 

 

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