症例報告【脊柱管狭窄症の術後の整体】
こんにちは。
奈良王寺てらだ整体院の寺田です。
本日は症例報告です。
今回紹介するのは脊柱管狭窄症の手術を2回されてなお、再び痛みが再発した方です。
狭窄症の手術には2種類あり固定術と除去術とがあります。
状態によって様々ですが、総合して術後の再発率は8割以上とも言われています。
そのため手術をしたからと言って必ずしも完治するわけではないので手術を選択するにしてもメリットデメリットをしっかり考えた上でおこなうことが大切です。
ですが、下記の状態ですと否応なしに手術となりますので注意が必要です。
- 膀胱直腸障害(排尿や排便に障害が起こり、残尿感・頻尿や失禁を起こします。)
- 足の筋力低下やマヒがある場合
- 保存療法に効果がない
- ほぼ歩けない
このような方は手術をすすめられます。
そして今回の方も上記症状があったため2回手術を受けたが再発しています。
・経過
2年前に狭窄症の痛みで手術をされた一時は回復するも半年後に再発し再手術。
※手術はボルト固定術
2回手術を終えた2ヵ月後にまたシビレと痛みが出現。
高齢でもあり3度目の手術は考えられないということで当院を受診。
来院時の状態
- 歩行時の痛み
- 座って立つと痛みが走る。
- 歩行時の痛みから50メートルほどしか歩けない
- 就寝時痛みで寝返りが打てない
診たて
- 背骨のズレ(腰椎4番の右ずれ)
- 右足第四趾の機能障害
- 股関節ー骨盤ー腰椎の連動性の低下
- 仙椎の位置不良
診たての結果から治療を行っていきます。
治療計画としては週1を8回 10日に1回を4回の3ヵ月間で痛みを緩和させるスケジュールとしました。
1回目~7回目迄(約2ヵ月)は週1回のペースで通院を行い、来院時の状態の症状は無くなったため
8回目からは10日に1回のペースとなり現在9回目終わっています。
現在は右外モモにピリピリした痛みは残りますが、痛みは落ち着いております。
今後は安定期に向けたリハビリを行いつつ、メンテナンス期へと向かっていく予定です。
※人によって治療計画は異なります。気になる方はご相談ください。
著者:寺田宗司(てらだそうじ) 昭和63年3月27日生
資格:鍼灸師 鍼灸教員免許
大阪医療技術学園 鍼灸学科卒業 明治東洋医学院 鍼灸教員養成科修了
在学中は整形外科にて術後のリハビリや慢性疼痛に対するリハビリ業務を行い
学校卒業後、中国人医師主宰の鍼灸院で2年間修業(脳神経疾患・各種神経疾患を中心に治療)
その経験を基に2024年1月~奈良王寺てらだ整体院を開院。
雑誌掲載多数あり!