脊柱管狭窄症のこと
こんにちは。
奈良王寺てらだ整体院の寺田です。
早速ですが、脊柱管狭窄症と聞いて皆さまはどのようなイメージがありますか?
多くの方が
・手術しないと痛みが取れないとおもってる
・手術しても再発するのではないか?と不安
・もうずっとこの痛みと付き合わなければいけないもの
・結局治るすべがない
・何やっても一緒
このような言葉が良く聞かれてきます。
実際、脊柱管狭窄症は難治性とされており、その理由は病態(症状が現れる原因)がとても複雑でまた痛みの原因が一つではなく複数存在することが難治性疾患と言われる理由です。
ですから、一度発症してしまうとか改善までに相当時間がかかるため結局
なにやってもダメ、とか全く治らないと諦めてしまう方がほとんどなんです。
当院ではこのように
難治性とされる脊柱管狭窄症の方を多く診てきました。
今日は数ある症例の中で一つご紹介しようと思っています。
80代男性
病名:脊柱管狭窄症
発症:2021年1月~
内容:2021年1月にゴルフの後、右のふくらはぎに痛みが走り、はじめは筋肉痛だと思ってしばらくすれば治るだろうとシップで様子を見ていたが、徐々に痛みが悪化。寝るにも痛みで眠られず、歩く距離も痛みでどんどん短くなっていき、病院で画像を撮ってもらい医師から「脊柱管狭窄症」と言われ、治療するなら手術と言われた。
当院には2021年2月20日に来院されて2月27日から治療を開始。
3月中は痛みが増悪しながら治療を行っており、原因の特定に時間がかかるが4月4日(8回目の治療)痛みが緩解する。
その後順調に痛みが無くなり、8月中頃に計画の20回目を迎えメンテナンス期に移行。
しかし9月に再発。
※この再発は、結局メンテナンス期への移行が早かったことが要因でした。まだ、原因の芯が取れていない中でのメンテナンス期にしてしまったために再発を起こしてしまいました。
しかし、11月頃には回復し、と年明けには安定期(原因の芯が無くなった)となり、2月に卒院。
約1年かけて狭窄症を改善させていきました。
その後も痛みの再発もないとのことでした。
今回、一つ症例を出しましたが皆さんが同じ様になるわけではありません。
ですが、一つ共通することは痛みの繰り返しです。
狭窄症のほとんどの方がジェットコースターのように痛みと緩解を繰り返していきます。
理由は先ほども申し上げたように
脊柱管狭窄症は痛みの原因が複数あるということです。
そのため、それらを取り除かないと再発に繋がります。
ですが、そのことをしっかり理解した上で治療を行っていくことで患者様も安心して治療計画にのぞむことができます。
最後になりますが、
脊柱管狭窄症を改善することは本当に大変です。ですが、当院には改善する方法はちゃんとあります。
悩まずにまずはご相談くださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
著者:寺田宗司(てらだそうじ) 昭和63年3月27日生
資格:鍼灸師 鍼灸教員免許
大阪医療技術学園 鍼灸学科卒業 明治東洋医学院 鍼灸教員養成科修了
在学中は整形外科にて術後のリハビリや慢性疼痛に対するリハビリ業務を行い
学校卒業後、中国人医師主宰の鍼灸院で2年間修業(脳神経疾患・各種神経疾患を中心に治療)
その経験を基に2024年1月~奈良王寺てらだ整体院を開院。